愛知大学入試数学 分析と対策！
こんにちは。私立大学文系個別指導塾 LINKs（リンクス）の講師の伊藤です。
今回は愛知大学の数学対策です！
おすすめの勉強方法やおすすめの参考書などを紹介していきます。
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〇受験方式
愛知大学では、すべての受験方式（前期A方式，M方式，後期において、「数学」を選択科目として選択し、受験科目として使用可能です。
・全学部
「数学」は「選択科目（数学Ⅰ・A・Ⅱ・B）」として選択可能。
なお、数学Bに関しては、「数列」・「ベクトル」が試験範囲となります。
数学 選択 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B （100）
数学Bに関しては、「数列」・「ベクトル」が試験範囲
各受験方式の配点は以下の通りです。
全学部
・前期 ３教科型（数学100点／350点満点）
・M方式 ３教科型（数学100点／350点満点）
・後期 ３教科型（数学100点／300点満点）
以下の学部・学科については、「前期数学重視型」も実施
法，経済，経営，文〔心理〕，地域政策〔食農環境〕
・前期数学重視型 ３教科型（数学200点／400点満点）
- 全学部・前期，M方式，後期 各試験において
「数学（数学I・A・Ⅱ・B（100））」を選択可能
- 法，経済，経営，文〔心理〕，地域政策〔食農環境〕において、
「前期数学重視型：数学（数学I・A・Ⅱ・B（200点／400点満点））の試験方式もあり。
〇出題形式について
出題形式としては
「前期」では、大問１ では、小問空所補充形式、大問２，３ では記述式。
M方式では、 全て、マーク式。
出題範囲は、
「数学」は「選択科目（数学Ⅰ・A・Ⅱ・B）」として選択可能。
なお、数学Bに関しては、「数列」・「ベクトル」が試験範囲
試験時間は「60分間」です。
各試験方式において、「60分間」という試験時間は問題数・難易度から見て
「短い」と言えます。
〇出題内容について
試験範囲： 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B（「数列」・「ベクトル」）
そのうち、
「場合の数・確率」、「数列」、「微・積分法」、「三角比・三角関数」、「指数・対数関数」
などが頻出分野。
一部、問題文の内容をじっくりと読み解く必要のあるものや、具体例を挙げながら一般化を図るもの、また、図形をイメージし、その図形の特徴に気づくことで解法を見抜くことができるものなど、いわゆる「思考問題」も出題される傾向にあります。
また、「証明問題」や「図示問題」が出題される場合もあります。
そうした「思考問題」などと計算問題などの間には難易度に差があるため、試験開始と同時に全体を見渡し、方針・解法が直ちに見抜ける問題から手掛け、効率よく対処する必要があります。
〇難易度はどうか
標準レベルの問題と、一部、思考問題が出題される傾向にあります。
思考問題の中には、問題の全容を把握するために具体例をいくつか挙げながら図表にする必要があるものや、図形をイメージし、いろいろな視点から検討しなければならないものなど、時間を要するものが出題される場合もあります。
また、時には「証明問題」の出題も見受けられます。
試験時間60分間の中で各問題の難易を見極め、易しい問題を手際よく正しく解く力が要求されます。こうしたことから、愛知大学の数学は、文系数学としては「やや難」と言えます。
〇対策方法
まずは、基礎・標準レベルの問題集を夏休み前までに１冊、２巡は通して解きましょう。
その際、愛知大学では一般に「奇問・難問」は出題されないようですので、学校で指定され、これまで定期テストの試験範囲とされてきた教材も有効と思われます。
また、日々の計算力UPが欠かせないので、問題に当たるときには常に途中式を書きながら訓練を積んでいって下さい。
なお、愛知大学の「合格最低点」に関しては、各学部・各試験方式の間で若干差が見られますが、データによれば、おおむね、60％～70％、場合よっては、75％以上、となっております。
確実に合格を勝ち取るためには、70％以上は叩き出す必要があるでしょう。
数学でこの数値を出すには、やはり、まずは教科書例題レベルの基本問題をスムーズに、正確に解く力を早い段階から身に着け、続いて各分野、基本から標準レベルの問題集を元に１問１問、「解き慣れた問題」へと作り上げていくことが鉄則でしょう。
その際、マーク式であれ、記述式であれ、早い時期から、
・計算では途中式を書くこと
・関数や図形問題では、グラフや図を描きながら解き、解答を記述すること
といったことを習慣化していって下さい。そうすることで、筋道立てて解く力、自身の考えをまとめる力などを養うことができます。
そして、夏休み頃から、過去問にも当たっていきましょう。秋口からは、制限時間を守って解く練習を積むこと。この流れで着実に力をつけていって下さい。
愛知大学の受験を早期から検討している受験生の皆さん、まずは薄手の基本・標準問題集を「記述形式」で繰り返しましょう。また、教科書などに見られる「証明問題」についても、記述練習をしっかりと練習しておきましょう。
練習を重ねた問題の中から、問いを目にしただけで解法が自然と浮かんでくるようでしたらしめたものです。
夏前までに、各問題をこのレベルまで高められ、夏休みから過去問に挑戦していって下さい。
〇おすすめ参考書
※標準レベル問題を解き慣れておくことが合格の鍵、という傾向から、学校指定の問題集の他、薄手の基本問題集を早い段階から手掛けて反復することが合格への近道です。
その教材をクリアしたかどうかの判断基準としては、目安は、
- 問題文を読みながら、解法が思い浮かんでくるかどうか、
中の用語の意味や、その用語の関連知識を思い浮かべられるかどうか、
- 特に関数問題や図形問題において、問題文を読みながらスムーズに正しく
図示できるかどうか、です。
これら２点を目安に、できれば夏休み前までに「学校指定問題集」と基礎・標準レベルの問題集を仕上げて下さい。
そうすれば、夏休み時点で少しずつ中京大学過去問にあたることができます。
「急がば回れ」です。
まずは、基礎・基本を確認し、理解度を深めることから手掛けてもらえたらと思います。
【基礎・基本問題集】
『スバラシク面白いと評判の初めから始める数学Ⅰ』
『スバラシク面白いと評判の初めから始める数学A』
『スバラシク面白いと評判の初めから始める数学Ⅱ・B Part１』
『スバラシク面白いと評判の初めから始める数学Ⅱ・B Part２』
【問題集・解法集】
『基本問題精講 数学Ⅰ・A』
『基本問題精講 数学Ⅱ・B』
基礎レベルから標準レベルまで、基本知識や問題演習について、土台はこれらでOKです。徹底して反復しましょう！
【解法集・手引きとして】
『黄色 チャート式 数学Ⅰ・A』
『黄色 チャート式 数学Ⅱ・B』
上記の教材に加えて、「解法集」として「黄色 チャート式」を手元において、解法知識を蓄えていって下さい。
そして、これまで繰り返し取り組んできた各問題について、「チャート式」をはじめとした教材を元に「自作解説集」を１問１問、作成し積み上げてみましょう。
思考力訓練の教材として、挑戦してもらえたらと思います。
【思考力訓練教材として】
『思考力・判断力・表現力トレーニング 数学Ⅰ・A』
『思考力・判断力・表現力トレーニング 数学Ⅱ』
志望校合格への道
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