愛知大学入試世界史 分析と対策！
こんにちは。私立大学文系個別指導塾 LINKs（リンクス）の講師の伊藤です。
今回は愛知大学の世界史対策です！
おすすめの勉強方法やおすすめの参考書などを紹介していきます。
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〇受験方式
愛知大学では、
すべての受験方式（前期A方式，M方式，後期）において、「世界史Ｂ」を選択科目として選択し、受験科目として使用可能です。
全学部、「世界史Ｂ」は「選択科目」として選択可能。
各受験方式の配点は以下の通りです。
全学部
・前期 ３教科型（世界史100点／350点満点）
・M方式 ３教科型（世界史100点／350点満点）
・後期 ３教科型（世界史100点／300点満点）
以下の学部・学科については、「前期数学重視型」も実施
法，経済，経営，文〔心理〕，地域政策〔食農環境〕
・前期数学重視型 ３教科型（数学200点／400点満点）
但し、法，経済，経営，文〔心理〕，地域政策〔食農環境〕における「数学重視型」の場合は、「国語・数学・英語」の３教科受験（全て、必須）であり、世界史を受験科目とすることはできません。
- 全学部・前期，M方式，後期 各試験において
「数学（数学I・A・Ⅱ・B（100））」を選択可能
- 法，経済，経営，文〔心理〕，地域政策〔食農環境〕における、
「前期数学重視型：国語・数学・英語（３教科必須）」の試験方式では、
「世界史Ｂ」による受験は不可。
〇出題形式について
出題形式としては
・「前期」では、大問１ においてマーク式（設問数20問）、大問２および３では、
記述式（用語，人物名など、「語句記述式」が中心）。
・M方式では、 全て、マーク式。
試験時間は「60分間」です。
（設問総数は、M方式では50問、前期ではマーク式問題も含め、35問前後。）
〇出題内容について
地域・範囲：
「西ヨーロッパ史」、「北アメリカ史」、そして「中国史」を中心とする。
その他、「インド・イスラム世界」や「東南アジア・朝鮮半島」の歴史も取り上げる年度があり、西欧史，北米史，中国史に限定することなく幅広く学習する必要あり。
分野・テーマ：
「政治・外交史」，「文化史」，「経済史」などが中心。
設問内容：
・写真や地図など、資料を用いた設問がいくつか出題される傾向にある。
・「正誤判断問題」も頻出であるが、この判断基準において、深い知識を要するもの
も見られる。
〇難易度はどうか
総じて、「やや難」と言えます。
標準レベルの問題と、一部、「正誤問題」の記述内容に関しては正誤判断に深い知識を要する問題があり、また、写真や地図など「資料」を基にした問題もあること、思考問題が出題される傾向にあります。
「前期」では、用語の記述の際、必要に応じて漢字で正しく書けるようにしましょう。
特にＭ方式では、試験時間60分間に対し、問題総数50問、と多いことから、確かな知識を体系的に身に着けた上で、迷うことなく答えていく必要があります。
写真や地図などの「資料問題」に対処するためにも、日々の学習において、問題集・参考書、また、教科書や学校指定の資料集などで目にする写真や図、地図などに常に留意し、その都度確認していく習慣づけを行って下さい。
〇対策方法
まずは、標準レベルの問題集を夏休み前までに最低１冊、２巡は通して解きましょう。
その際、上述のように、愛知大学では写真や地図などの「資料」を用いた問題が出題される傾向にあるので、各参考書類や教科書、学校指定の資料集などに掲載されている写真や図、地図などを目にした際にはその都度意識して確認していって下さい。
また、「正誤問題」の判断基準の際、深い知識を要する場合もあることから、『世界史用語集（山川出版）』などの用語集で必要に応じて調べながら学習し、知識を蓄えていかなければなりません。
なお、愛知大学の「合格最低点」に関しては、各学部・各試験方式の間で若干差が見られます。データによれば、おおむね、60％～70％、場合よっては、75％以上、となっています。
確実に合格を勝ち取るためには、70％以上は叩き出す必要があるでしょう。
世界史Ｂでこの数値を出すには、やはり、まずは教標準レベルの問題集の問題を早い段階から手掛け、反復してとりくむこことでこれらの問題に対してスムーズに、また、確信を持って正確に答えられるだけの知識を身に着ける必要があります。
続いて、各地域の「通史」と関連地域との関わりといった、大局的な視野に立った知識を持ち、文化史や外交史といった「テーマ史」にも準備しなければなりません。
そのため、マーク式であれ、記述式であれ、早い時期から、
・標準レベルの問題集を夏休み前までに最低１冊は仕上げておくこと。
・各地域・各国の通史や周辺との関わりについても抑えていくこと。
・日々の学習で、写真・図・地図を確認する、あいまいな知識については
「用語集」で調べる、といった学習習慣を身に着けること
といったことを早期から取り組んでいって下さい。そうすることで、愛知大学突破に必要な知識を積み上げていくことができます。
そして、夏休み頃から、過去問にも当たっていきましょう。
また秋口からは、制限時間を守ってテスト形式で解く練習を積むこと、教科書や講義調の参考書を読み込むこと、以上のような流れで着実に力をつけていって下さい。
愛知大学の受験を早期から検討している受験生の皆さん、まずは薄手の標準問題集を繰り返し解きましょう。
その際、用語を実際に手で書いて覚える、関連用語など、細部についても「用語集」で適宜調べる、略年表や略地図を自作する、といった学習も取り入れてみて下さい。根気よく続けることで、大きな力となりますよ。
この地道な積み重ねの先に、愛知大学合格が待っています。頑張って下さい。
〇おすすめ参考書
※標準レベル問題を解き慣れることはもちろん、その学習の際に、写真、図、地図、年表といった「資料」の確認や関連用語を調べる作業といった学習も不可欠です。
標準レベル問題集の他、学校指定の資料集や教科書、また、「用語集」も日々併用して学習を継続することが合格へとつながります。
その教材をクリアしたかどうかの判断基準としては、目安は、以下の２点です。
- 問題文を読みながら、用語や正答が速やかに思い浮かんでくるかどうか、
- 中の用語の意味や、その用語の関連知識を思い浮かべられるかどうか、
これら２点を目安に、できれば夏休み前までに「学校指定の資料集」や「用語集」を併用しつつ標準レベル問題集を最低１冊、仕上げて下さい。そうすれば、夏休み時点で少しずつ愛知大学過去問にあたることができます。
根気よく、継続していってもらえたらと思います。
『時代と流れで覚える！世界史Ｂ用語』
図や表、地図などに記されている項目や地名など、細部にもしっかりと目を通して下さい。
『流れ図で攻略 詳説 世界史Ｂ』
この教材の「流れ図」を自ら読み抜き、図の繋がりを自身の言葉にできたらしめたものです。
『世界史用語集』
山川出版の定番用語集です。
こまめに調べて、知識を深めていきましょう。
〇過去問へのリンク
公式ページから入試問題集を請求できます。
志望校合格への道
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