名城大学入試数学 分析と対策!
こんにちは。私立大学文系個別指導塾 LINKs(リンクス)の講師の伊藤です。
今回は名城大学の数学対策です!
おすすめの勉強方法やおすすめの参考書などを紹介していきます。
過去問へのリンクも載せています。
〇受験方式
名城大学では、
文系各学部(法学部、経営学部、経済学部、外国語学部、人間学部、都市情報学部)のA方式およびB方式において、下記の通りとなります。
上記、全学部、
A方式(3教科型)
数学:選択 数学Ⅰ・Ⅱ・A 100点/300点満点
B方式(2教科型)
数学:選択 数学Ⅰ・Ⅱ・A 100点/200点満点
- 注意事項
文系各学部のうち、「都市情報学部以外」の文系各学部
(法学部、経営学部、経済学部、外国語学部、人間学部)では、
A方式:必須(2教科) 英語・国語
選択(1教科) 数学
B方式:必須(1教科) 英語
選択(1教科) 数学
の組み合わせで受験可能ですが、
「都市情報学部」のみ、B方式での選択科目に制限があります。
都市情報学部
A方式:必須(1教科) 英語
選択(2教科)
・選択① 数学(数学Ⅰ・Ⅱ・A),地歴(世B,日B,地理Bから選択),
公民(現社)から1教科
・選択② 国語(漢文を除く),理科(「物基・物」・「化基・化」・「生基・生」
から選択)から1教科
B方式:選択(2教科)
・選択① 英語,国語(漢文を除く),数学(数学Ⅰ・Ⅱ・A)から1教科
・選択② 地歴(世B・日B・地理Bから選択),公民(現社),
理科(「物基・物」・「化基・化」・「生基・生」から選択)
- A方式では、「英語・数学・国語」の組み合わせで受験可能です。
しかし、B方式では、「数学」を選択して受験希望の際には、「英語」や「国語」は
選択できず、「地歴」,「公民」,「理科」から1教科を選択しなければならない、と
いうことになります。
⇒ 「都市情報学部」の場合、B方式では、社会科目か、理科科目も受験対策が
必要、ということになります。ご注意下さい。
〇出題形式について
A方式、B方式において、
傾向としては、大問4題、小問総数、10問~15問。
試験時間は60分です。空所補充形式と記述式。
〇出題内容について
二次関数,確率,図形と方程式,微分・積分など、比較的出題傾向の高い分野といえます。
また、計算分野においても類似の問題がしばしば出題されているので、それらを早い段階から反復練習しておくとよいでしょう。
対称式や三角比の計算問題など、事前に練習を積むことで確実に得点可能な問題がいくつか見受けられます。しっかりと練習を積んで確実に得点したいですね。
〇難易度はどうか
総じて、「標準レベル」と言えます。
ただ、一部記述式となるため、問題自体は「標準レベル」でも、日々の学習時に問題集の解答のように思考の流れをきちんと記述する訓練を積む必要があります。
過去には、「証明問題」も出題されています。その点、他の大学の「マーク式」の入試と比べて大変だと言えます。
そうした「記述式」問題を含め、問題数は10問~15問。これに対して試験時間が60分、と短いため、まずは、計算問題を速やかに正しくこなし、記述問題に落ち着いて取り組むだけの時間を十分に充てられるかどうか、が合格の鍵となります。
〇対策方法
まずは、標準的な問題集・解法集を1冊、徹底的に反復し、そこに出題されている例題・類題レベルの問題の考え方・解き方を定着させましょう。
その際、日々の学習時において、計算問題も含め、記述式答案を作成することを意識して丁寧に見やすく「記述」しながら解くことを習慣づけて下さい。
決して、「メモ書き」で済ませないように心がけて下さい。
記述の基準としては、
第一に、「他の人が書かれた順番に読んで、納得できるかどうか」
第二に、「見やすいかどうか」です。
続いて、この2点に留意しつつ、少しずつ、
第三に、答案の量を考慮して、「必要なところを重点的に書けているかどうか」
にも、意識してみて下さい。しばしば、問題集の解答例には、「場合分け」や「条件」などが見やすく明記されています。こうした解答例の書き方を参考にしてもらえたらと思います。
なお、データによれば、「都市情報学部以外」の文系学部では「偏差値換算」がなされるため「素点」ではありませんが、「合格最低点」は受験科目合計でA方式・B方式共に55%~60%です。「都市情報学部」では、素点で評価され、「合格最低点」は受験科目合計でA方式・B方式共に70%前後です。
数学でこの数値を出すには、
- 典型問題について日々、全ての問題において「途中式を含め、
必ず記述しながら練習する」こと
- 各分野、幅広く練習した次には、過去問を概観して「類似問題」を
重点的に数多く演習すること
- 過去問をもとにテスト形式で演習する際には、60分間で正しく
丁寧に記述する練習を積むこと
この3点を心がけて下さい。
問題自体はいわゆる「標準問題」ですので、「標準レベルの問題集」で演習を積んでいけば本試験時に解法がひらめかない、といった心配はないと思います。
だからこそ、まずは基本レベル・標準レベルの問題の解法を学びましょう。次に、日々の記述演習を通して「解答の記述」を体に叩き込み、ミスなく確実に得点できるようにしましょう。
学校の定期テストで実は高得点を取っていた、ということでしたら、夏休み前までは、数学を選択肢の一つに入れて勉強してみましょう。
夏休み前までに「標準レベルの問題集」を通して復習した上で一度「力試し」として「過去問」でテストしてみましょう。
この時に手ごたえを感じたら、夏休み以降、本腰を入れて取り組んでみてはいかがでしょう。
正しく練習を積み続けさえすれば、数学は得点源になりますよ!
〇おすすめ参考書
※奇問・難問はほとんどなく、標準レベル中心、という傾向から、高校で既に指定されている問題集をまずは3回、解きましょう。
その問題集をクリアしたかどうかの判断基準としての目安は、①問題を見ただけで、方針や解き方が自然と思い出せるかどうか、②実際に記述式で解いている時に、“手が勝手に動く感じ”や、“書きながら、次に何をすべきか、書くべきか、が自然と思い浮かんでくる感じ”が体得できているかどうか、です。
これら2点を目安に、まずは夏休み終了時までに1冊、仕上げて下さい。
※その上で、以下の市販教材を、演習用、または解法集として座右の書として活用し、できればその中から強化したい分野において1問ずつ上記のように反復して、「見れば即座に解き方が思い浮かぶ状態」、「手が勝手に動く感じでスラスラと解ける状態」にまで磨き上げ、一つ一つ積み上げていって下さい。
【問題集・解法集】
<問題演習用・解法基礎知識の確認用として>
『受験スイッチが入る 数学Ⅰ+A』
『受験スイッチが入る 数学Ⅱ+B』
解答の記述に慣れるために、まずは薄手の「基礎レベル問題集」で演習しましょう。
なお、この教材は、解説欄に、その問題に必要な公式・定理・解法知識などが欄外に適宜メモされているので必要な基礎知識の確認・整理にも役立ちます。
『基礎問題精講 数学Ⅰ・A』
『基礎問題精講 数学Ⅱ・B』
続いて、上記2冊を元に基礎レベルから標準レベルまでの解法を幅広く学び、反復して解法の定着を図りましょう。
<解法集として>
『黄色 チャート式 数学Ⅰ・A』
『黄色 チャート式 数学Ⅱ・B』
上記の問題集の各問題をスムーズに解けるようになった上で、さらに類題で演習するため、また、解法上の知識を習得するため、こうした目的のために、必携の「解法集」として、「チャート式(黄色)」を手元において、解法知識を蓄えていって下さい。
〇過去問へのリンク
名城大学の過去問に関しては、まずは下記のURLをご参照下さい。
https://www.meijo-u.ac.jp/admissions/pamphlet/
以下のものが「請求可能」となっております。
- 大学紹介冊子
- 入試ガイド
- 問題集
- 入学試験要項(推薦・一般)
なお、ご不明な点は、下記にお問い合わせ下さい。
お問い合わせ先
名城大学 入学センター TEL 052-838-2018 (平日9:00~17:00)
その他、古い過去問 に関しましては、下記のURLをご参照下さい。
https://suugaku.jp/kako/meijou/
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