金城学院大学入試国語 分析と対策!
こんにちは。私立大学文系個別指導塾 LINKs(リンクス)の講師の林です。
今回は金城学院大学・国語の入試対策です!
金城学院大学は歴史ある女子大学ですね。キリスト教系でもあるので、こういった大学はほかの大学とは違う独特の風土があります。
それでは、おすすめの勉強方法や参考書などを紹介していきます!
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〇受験方式
金城学院大学では、文学部の日本語日本文化学科では国語が必須科目、それ以外の学部学科は選択科目となっています。
3科目300点満点の方式と、2科目200点満点の方式の2つが選択できます。
受験を考えている高校2年生、3年生は、まずは科目を絞らず3科目で受験する計画を立てましょう。
受験科目数を減らすのは、入試直前になってからでも遅くありません。
〇出題の形式について
金城学院は現代文が2題出題されます。
日本文化学科のみ現代文1題+古文1題となっています。
よって、金城学院を受験する高校生の多くは古文・漢文は不要となります。
現代文のジャンルは評論です。扱われるテーマは多様で、これまでもさまざまな出典から出題されています。
日本文化学科の古文は、基本的には古い年代の作品から出題されていますが、近世(江戸時代など)の作品が出された年度もあります。
〇出題内容について
現代文は内容把握・内容理解を問う問題が中心です。
空欄の穴埋めは必ず出題されているので、空欄にどんな言葉が入るのか読み解く読解力が試されます。
ほかに、漢字の書き問題や四字熟語に関する問題も出題されています。
古文は文学史についても問われるので、知識をつけておく必要があります。
〇難易度はどうか
問題文の内容としてはいずれも基礎レベルで読みやすいものです。
設問もひねりがなく直球の問題が多いので、設問に惑わされることはほとんどありません。
他大学に比べて、問題文の文字数がやや少なめなので、試験時間には余裕があります。早めに解き終わったら、しっかりと見直しをしましょう。
〇対策方法
出題テーマは多様なので、いろいろな評論を読んで、現代社会で論じられるさまざまな社会問題について知識を深めておきましょう。
問題は難解ではないので、基礎レベルの問題集でたくさん演習を繰り返すのがおすすめです。
ただ、四字熟語なども問われるので、語彙力(ボキャブラリー)はつけておきましょう。
古文を受験する受験生は、重要古文単語は確実に押さえておきましょう。
また、文学史や和歌についても学習しておくとより高得点が狙えます。
〇おすすめ参考書
スムーズに現代文を読み解くために、現代文で頻出するキーワードを知っておきましょう。
『ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20』河合出版
「読解力」というとフワッとしていて形のないもののように思われがちですが、しっかりと正しい読み方を覚えれば、読解力は飛躍的に上がります。
『入試現代文へのアクセス 基本編』河合出版
こちらは読解の基礎の方法についてわかりやすく説明されています。
基本レベルの演習をたくさんやりたいという受験生には
『出口の現代文 レベル別問題集』東進ブックス
国語が苦手な学生は「1超基礎編」から、多少はできるという学生は「2基礎編」から。
『読んで見て覚える重要古文単語315』桐原書店
学校によっては授業に使用しているテキストですが、非常によくまとまっています。
古文を受験する学生は、単語や文法も重要ですが、古文常識も知っておいたほうが良いでしょう。
『速読古文常識』Z会出版
例えば「当時の貴族の位(くらい)とは?」や「和歌では主に何が読まれているか?」といったものが古文常識です。
いわば古文を読むのを助けるカンニングペーパーのように役立つので、これを知っておくと、古文を読むハードルが下がりますし、理解しやすくなります。
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