こんにちは。LINKs（リンクス）講師の林です。

 

前回は紙の辞書と電子辞書（とスマホ）の違いについて説明しました。

今回は電子辞書を最大限活用する方法を詳しく説明します！

 

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〇それダメ！な例

例えば

 

“democracy”

 

という単語の意味がわからないとき、電子辞書を引きますよね。

しかしそのとき

 

「民主主義」

 

という最初の日本語訳だけを読んで、10秒で電子辞書を閉じてしまうなら、電子辞書なんて要りません。メルカリで売ってしまいましょう。

ただ訳語を知りたいだけなら、スマホでグーグル先生かSiriちゃんに聞けば十分です。

 

電子辞書を使う意義は、日本語訳を知る以外のさまざまな情報を得られることにあります。

電子辞書をパタンと閉じてしまう前に、以下のことをしましょう。

 

〇英語学習で電子辞書を使うときの８ヶ条！

 

①『一括検索』機能で複数辞書を同時検索！

②英和辞典だけでなく『英英辞典』も確認！

③英単語を知りたくて和英辞典を引いた後は、必ず英和辞典で再翻訳！

④『音声再生』機能で必ず発音を聴く！

⑤『例文検索』で単語がどのように使われているかを見る！

⑥『語源』が掲載されているものは語源をチェック！

⑦『派生語・関連語』があるものはそれもチェック！

⑧後日『検索履歴』から調べた単語を見直し！

 

「８つもしなきゃいけないことがあるの？」と思うかもしれませんが、電子辞書を使いこなせば上の①～⑦を１分でできるようになります。

１分で英－英訳や派生語まで知ることができれば学習効率が倍に跳ね上がります。これは紙の辞書ではできない芸当ですね。

 

①『一括検索』機能で複数辞書を同時検索

なんだかんだで『一括検索』が便利なので一括検索で検索をしている学生は多いでしょう。

ただ、最初にヒットした辞書を見て満足してしまうなら一括検索の意味がありません。高校生向けの電子辞書なら、英和辞典が最低でも２種類は入っています。両方の辞書を読むようにしましょう。

 

②英和辞典だけでなく『英英辞典』も確認！

英英辞典とは、英単語について英語で解説されている英語オンリーの辞書です。

「読んでもよくわからない」ので使わずにいる学生も多いのではないでしょうか。

英英辞典を見るメリットは２つあります。

１つ目は、日本語だとよく似た意味に思える２つの英単語を区別できるようになること。

２つ目は、入試で「この単語の意味を説明した正しい英文を選びなさい」という問題が出題されることがあるので、それに強くなれること。

 

③英単語を知りたくて和英辞典を引いた後は、必ず英和辞典で再翻訳！

和英辞典はけっこうテキトーです。和英辞典で求めている英単語「っぽいもの」を発見したら、『ジャンプ検索』機能でその英単語を再検索し、英和辞典で意味を見直しましょう。

 

④『音声再生』機能で必ず発音を聴く！

紙の辞書にはないもの、それが音声再生機能。

これからの英語は「４技能（読む・書く・聴く・話す）」すべてが求められます。リスニングはこれまで以上に重要になってきますよ。

 

⑤『例文検索』で単語がどのように使われているかを見る！

⑥『語源』が掲載されているものは語源をチェック！

⑦『派生語・関連語』があるものはそれもチェック！

例文は言わずもがな、語源と派生語を見ておくことで、調べた単語以外の単語の知識も得られます。

 

⑧後日『検索履歴』から調べた単語を見直し！

最近はスマホの勉強アプリでも「間違えた問題だけを再テスト」する機能がついています。見直しって大事。

１週間に一回で構いません。自分がどんな英単語を調べたかをふり返っておくことで、その単語の再定着を図れると同時に、自分が忘れやすい単語の傾向にも気づくことができます。

 

〇まとめ

みなさんは自分の電子辞書の使い方をふり返って、どれだけ電子辞書を活用できていましたか？

辞書の機能を120%使いこなして、効率的な学習を実現しましょう！

 

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