南山大学入試英語 分析と対策!
こんにちは。私立大学文系個別指導塾 LINKs(リンクス)の講師の林です。
今回は南山大学の英語対策です!
愛知県の私立大学といえば南山大学というほどの有名校。
「グローバル人材を育てる」の理念のもと外国語学部以外でも外国語学習、留学、国際交流などを非常に重視しています。
それでは南山大学の入試英語の特徴を見ていきましょう!
後半ではおすすめの勉強方法やおすすめの参考書なども紹介していきます。
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〇受験方式
南山大学ではすべての学部・一般試験のすべての受験方式で英語が必須科目となっています。
A方式(3教科)とB方式(2教科)が選べる学部でも必ず英語が必要となります。
南山大学では国語を避ける、数学を避けるということは可能ですが、英語は避けられません。しっかりと勉強しておきましょう。
学部にもよりますが、英語が450点中の200点を占めるなど、配点で見ても他大学より英語に重点が置かれているので要注意です。
〇出題形式について
外国語学部は全4題90分、人文・経済・経営学部などは全6題で90分となっています。
〇出題内容について
外国語学部ではリスニングが出題されます。20分というかなり長い時間のリスニング時間で、1度きり(繰り返しなし)の放送しかされないかなり難易度の高いものとなっています。
外国語学部以外は筆記のみ、全問マークシート方式です。
大問1は熟語等の知識の空所補充問題です。
大問2は長文読解問題となっており、文章はかなりのボリュームがあります。すべて内容理解についての設問です。
大問3は長文問題ですが、大問2のような読解(文章内容の理解)が中心ではなく、空欄に適した形の語句を選ぶ知識問題となっています。
大問4は外国語学部ではリスニング、他学部では会話文の空所補充(穴埋め)問題となっています。
会話文は大問2などに比べれば短いものですが、会話内容の読解が重要となっています。
大問5は文章の「誤り」を選択する問題です。南山大学は他の科目でも「誤っているものの選択」問題をよく出題しています。
大問6は大問3に似た長文の空欄補充問題です。
〇難易度はどうか
単語・熟語レベルで見れば難読単語・熟語はほとんどなく、スタンダードな英文が登場しています。
長文のテーマは歴史や文化などさまざまですが、とくべつ高度な専門知識が必要な内容ではありません。
大問2は文章量が多く読む体力が必要ですが、一文一文は決して長いものではないので、文法基礎が身についていれば誤読することなく読み進められるでしょう。
先ほども書きましたが、外国語学部のリスニングは一発勝負のかなり難易度の高いものです。
外国語学部に進もうと考えている受験生は英語(外国語)に強い関心を持っていると思うので、リーディング・ライティングだけでなく、外国で通用するリスニング力をつけてしまう気概で学習をしましょう。
〇対策方法
外国語学部以外で、南山大学での勝敗を分けるのは大問2の長文読解です。
これを攻略して高得点を取るためには
①読解力
②速読力
の2点を強化する必要があります。
先に述べたとおり単語・熟語レベルでは決して難しいものではないので、基本文法を徹底的に叩きこんでおくこと、そして長文を読み慣れておくことが対策になります。
大問2(および大問4)を速読することができれば、残りの大問の文法・語彙問題に割ける時間が増えることにもつながります。
外国語学部を志望する受験生はリスニング対策に力を入れましょう。
テキスト・参考書に付属している音声CDはすべて利用すること。
また、通学時間など空いた時間があれば英会話ラジオを聞くなど、英語音声をとにかく毎日聞き流すことから始めましょう。
声の質や話す速さなどは音声によって違うので、ひとつの教材の音声をずっと聞くより、色々な音声に触れると良いでしょう。
〇おすすめ参考書
※高校で既に指定の単語帳などを使っている場合は、無理に別の単語帳に変える必要はありません。
【単語学習】
『速読英単語 必修編』
『ターゲット』シリーズはまさに「単語」に特化しています。
いっぽう『速読英単語』シリーズは単語の学習のあとにその単語が登場する英文が登場し、読解力も並行して鍛えることができるのでおススメです。
『必修編』は南山大学に適したレベルの速単です。
いくらか専門的な用語に漏れがある可能性もありますが、心配な場合は『速読英単語』をやりきって力をつけてから、追加でもう1レベル上の単語帳に取りくみましょう。
【長文読解】
『英語長文ハイパートレーニング標準編』
『英語長文ハイパートレーニング難関編』
ハイパートレーニングシリーズは、スラッシュリーディングの例が掲載されているなど速読の訓練に最適です。
また解説も豊富なので、自習でも精読の練習ができることが強みです。
『難関編』が南山大学の適正レベルのテキストですが、英語はまず簡単なものから取りくんでいくほうが学習効率が良いです。
『難関編』が少しでも不安な受験生は、『標準編』から取りくみましょう。
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